ドキュメンタリー
食べられるってすばらしい!
舌がんで舌を切除
えんげ食で久しぶりの味に再会!
今泉さんは舌がんの治療後、水分多めのやわらかいものが食事の中心に。普段の食事はおかゆ、卵、豆腐、味噌汁がメインで、肉や魚はなかなか食べられない状況です。普段食べられないものを楽しんでもらうために、今泉さんが食べやすい物性に調整した「えんげ食」の試食会を開催しました。
今泉奈緒美さん
佐賀県出身。税理士事務所に勤務。2021年5月に舌がんが見つかり、手術、抗がん剤治療、放射線治療を受ける。
舌の3/4を切除した結果、食べられるものが限られるように。
ねぎとろ寿司
硬くて食べられないシャリは、ゼリー状のおかゆが作れる粉末を使ってやわらかく仕上げました。
ネタはそのままでも食べやすいねぎとろに。
退院以来初めてのお寿司!
退院してから初めて、お寿司を食べることができました!
刺身はそのままだと食べられないのですが、ねぎとろなら食べられました。発見です!
焼肉
※葉物は飾りです。
かたちのある焼肉を楽しんでもらうために、牛肉をゼリー化材で固めました!
栄養調整食を使って、普段の食事では摂りにくい栄養素を摂れる工夫も。
焼肉に使用した栄養調整食。
まるでそのものを食べているよう
以前焼肉に挑戦したときは、やわらかい部位を細かくはさみで切っていただきましたが、これは味も見た目もまさに焼肉! とてもおいしかったです。
ゼリー状になっていて食べやすく、箸で切ってそのままパクパク食べられました。
フレンチトースト
パサパサしていてそのままでは食べにくいパンを、しっとりやわらかなゼリー状に。
使用したのはなんと"ゼリー状のおかゆが作れる粉末"。
パン粉と混ぜることで、パンの風味も感じられます。電子レンジだけで作れる簡単メニューです。
キャラメル味で食べやすい
パンプディングみたいな食感でおいしかったです!
電子レンジだけでできるなら、ぜひ自分でも挑戦してみたいですね。
今泉さんが食べられる喜びを取り戻すまでのストーリーはこちら。
制作:メディバンクス株式会社 『食べられる喜び』応援プロジェクト
※内容は2024年8月取材当時のものです。
※摂食嚥下の状態によって対応が異なりますので、まず主治医・栄養士などにご相談ください。