「食べられない…」お悩みに対して、どのように食べられないのか、その解決策はあるのか?「食べられる喜び」のためのヒント集。
「ゼーゼーして食べられない…」と乳アレルギー。ダブルの悩みに光明は?
退院して自宅療養している70代のお母さんが「ゼーゼー」して食べられない。入院前は頻回な食事でエネルギーを確保していたが、入院中の環境変化で、おやつの摘まみ食いなどもできなくなり、退院後は食が進まない。もともと低体重であったが、退院後は更にやせ細った。しかも、お母さんには乳アレルギーがあって…、懸命に看病しているものの、心配する長女の良美さん。
- 解決すべき課題
- 明らかなエネルギー不足。とはいえ、「ゼーゼー」して食べられないという方は、食べることが疲れてしまうことが多い。手軽かつこまめに、少量で高栄養が摂れる食材のチョイスとともに、栄養補助食品のチカラも借りたいところ。乳アレルギーにより、たんぱく源の摂取が不足しがち。
- 解決策
- 「ゼーゼー」して、たくさん食べられない方のエネルギー補給には、1g当たりのカロリーが高い、脂質がおすすめ。食事に、数滴オリーブオイルをかけるなど、食材選びや調理法で工夫できる。最近では、少量×高栄養で、乳フリーの栄養補助食品も充実してきている。
乳アレルギーの場合、牛乳に代わる飲料として豆乳がおすすめ。一押しは、飲みやすい豆乳ベースで、不足しがちなビタミン・ミネラルなどの栄養素を追加配合した栄養補助食品。医療機関でも利用されている。魚、肉、大豆製品とともに、食事のお供や水分補給として取り入れてほしい。入院により減少した体重を増加させることを目標に、エネルギー不足を解消するには、毎日の継続的な摂取が必要。味のバリエーションが多数あるものを選び、飽きない工夫をしてほしい。
問題解決する栄養療法食品
リカバリーminiω3
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